子育て

MIDORI流-子育て論と年収が高い方が学力が高いのは本当か

子どもは選挙権を得て、初選挙に行きました。

二人とも18を超えて、今となってはよいこに育ちました。

どうやったらそんないい子に育つのか

よく聞かれますが、私がいい母だったかというとそうではありません。

保育園に行かせたこと

小さい頃から幼稚園ではなく、保育園に行かせたこと。

これが一つの要因になってます。

小さい頃に家族以外の家族を持ち、母だったら毎日行かせることが不可能な自然に解き放たれ、管理された食事を食べ、たくさんのいろんな性格、障がいをもった子たちとふれあったこと。

これはそのあとの本人が気づかない、大きな力になっていると思います。

現在は働く保護者に合わせて幼稚園も保育園化しているようですし、無償化などもあり、20年前とは大きく異なる情勢です。

一人の別の人間として接すること

自分はこうさせたい、こうなってほしい、だけど、本人は全く違うことを言っている。

よくあるパターンです。

自分の子は自分とは別の人間です。親子でも別人格としてとらえましょう。子供の考えをすべて理解することは無理です。別の人間なので。

これがどうしても理解できない保護者の方が多いです。だからなおさら、自分を理解してもらえない親に反発します。

年齢を重ねて、この選択肢だったらこっちの方がいい、という理論は大人として言えるわけですが、そのときの選択はあくまでも子供がするものです。

選択させるために、本人が知らないうちに少しづつ少しづつ線路を引くのがよいと思います。

  • 本人が全く勉強しない
  • 部活にも行かない
  • ゲームばかりしている
  • 寝てばかりいる
  • 学校にも行かない 

言いたいことはよくわかります。

でも子供としては何等かの理由があってそうしていることが多く、その理由が親には理解ができない、という場合が多いのです。

甘えているだけでしょ。。。そうかもしれません。でも本人の人生です。

親ではなく、体裁でもなく、子どもにとって何がいいのか、を考えるべきです。

例えば夏休み、寝てばかりいて何のやる気もないならば、

  • 遠い実家に一人で帰省させる
  • 子どもだけのキャンプに申し込む
  • 合宿などがあれば積極的に申し込む
  • 習いごとをしていなければ夏休みだけのスイミングなどに通わせてみる
  • お金がなければ、親子で目標をもって何かひとつ取り組んでみる

などが思いつきますね。

親は大変ですが、子供の将来を思えば大切な時間です。

金銭的余裕はない、という方は、それでもやらせてみたいならば、自分がどうにかできる範囲でどうにかする、または、別の手段を考える、ということができます。

とにかく、子供のために自分は何ができるのか、を考える機会を持ち、それを少しでも実行に移すことが大事です。

正解はない

果たして自分のしてきたことがよかったのか、甘くなかったか、反省はしても正解にはたどり着きません。なぜなら、すべてのパターンが異なるからです。

上の子と下の子で違う。男の子と女の子で違う。それよりも一人ひとりで違う。

だいたい1回か2回しか体験しないことが多い子育てでそれを完璧にするのは無理ですよね。

私の言ってることも理想論+体験からのうちの場合の結果論であり、すべての子に当てはまることはありません。

東大に行かせるには・・・みたいな本もありますが、ご家庭一つひとつがすべて同じ条件にはならないのです。

だからこそ、ひとつだけでも親として理論を通して欲しい。ぶれることのない背中を見せて欲しい、と思います。それは、ルールを守るでもいいし、子供の前では○○しない、というルールでもいいでしょう。

私の場合には、子供を別人格として(あきらめ)、尊重する、というルールです。

あなたの考えは分かった、でも私はこう思う。だからどうする?ということを話し合います。

私はこう思うからこうすれば?という話ではありません。

障がいがあっても、学校に行けなくても、すべての子供は一人の人間として尊重されるべきです。

途中の進路は経過でしかなく、誰かひとりでもいいから人の役に立つ仕事をしなさい、というのが最近の口癖です。大学で人生が決まる訳ではない、けれども本人は現実がすべてなので、その先があることを常に意識させています。

文部科学省 全国的な学力調査(全国学力・学習状況調査等)

国立大学法人お茶の水女子大学

保護者に対する調査の結果と学力等との関係の専門的な分析に関する調査研究

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku-chousa/1406895.htm

によると、

学力の高い保護者の方が家庭年収が高く、年収の高い家庭の方が学力の高い子供が多い。

けれどもこれに該当しない、または克服している(ばらつきのある)家庭もある。

その家庭では、

「子供を決まった時刻に寝かせるようにしている」

「毎日子供に朝食を 食べさせている」

「子供のよいところをほめる等して自信を持たせるようにしている 」

「子供に本や新聞を読むようにすすめている」

「子供と読んだ本の感想 を話し合ったりしている」

「子供が小さいころ,絵本の読み聞かせをした」

「携帯電話やスマートフォンの使い方 についてルールや約束をつくっている(または,「持たせていない」)」

等があり、また保護者が学校や地域の活動に興味をもち、積極的に参加する、というような項目もあります。

保護者の方の学力はすぐに変更することもできませんし、それによる年収もすぐにどうこうすることはできません。

しかし、 子供の学力を伸ばすためにどんな保護者の方にでもできることは、以下のようなことと読み取れました。

現在自分の子供がどのような状況でどのような勉強をしているのか把握する

会話する(学校の様子や、社会のニュースなどでもよい)

勉強等でサポートが必要ならサポートをする時間を作る努力をする

図書館に一緒に行く、無料の美術館なども地域にあれば行ってみる(公共施設を利用して子供に机上だけでない勉強の機会を作る)

保護者の方が学校に行く機会を1回でも多く作る

朝食、夕食を一緒に食べる時間を作るようにする

結果論になりますが、年収が低くても学力が高い子供として克服する場合、という内容にかなり当てはまりました。

私が意識してやっていたことは、そうそう間違いではなかった、という結果論です。

この報告書は、これから小学生、中学生になっていく保護者の方にぜひ一読しておいていただきたいと思いました。どんな本よりも統計的な現実なので説得力があります。

そして最後に、そう学力は高くないがいいこに育っていると思われるわが子に

私が子供に伝えているのは(高校生以上)これらの項目です。

「将来,子供に留学(海外学校への進学を含む)をしてほしいと思っている」

「自分の考えを しっかり伝えられるようになることを重視している」

「地域や社会に貢献する等人の役に立つ人間になることを重視している」

社会人へはまだ長い道のりです。さて、どんな人生を送ってくれるのでしょうか。不安でもあり、楽しみでもあります。

それ以上にそろそろ自分の人生も考えなくてはなりません。

つづく・・・(もう少しこの報告書を読み込みたいと思います)